川西 Ｈ８Ｋ 二式飛行艇
１９７９年アメリカから返還されてから四半世紀。
２００４年２月に海上自衛隊鹿屋航空基地資料館へ移設される。
鹿屋には戦後開発されたＵＳ−１Ａが展示されており
日本航空艇技術が戦後に引き継がれたことを示す良い展示となる。
真後ろから、艇体の幅が狭く背が高いのが二式大艇の特徴。
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この角度が一番見栄えがよい。実はこの撮影ポイントにあった街路樹が一本切られている。
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正面下から、竜骨に当たる部分は尖ってなく１０ｃｍ幅位平らになっている。
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揚陸用の車輪。銀色の鉄箱は浮き。
これを海上で人力で取り付けるのだから大変だ。
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プロペラブレードのハイライト部分で捻りの付き方がよくわかる。
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真下からスピナーのアップ
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右舷主翼付け根の観測窓、左舷も同じ窓がある。
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フラップの繰り出し機構。後縁１／３がさらに折れ曲がる親子フラップ。
右端部分に円弧状の継ぎ目があるが、これは魚雷と干渉しないように切り欠いた名残。
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右舷銃座と銃架
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上部銃座
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微妙な捻りを作る右舷側面
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後部観測窓
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尾部銃座
ここから見るパラオやサイパンの島々の眺めは絶景だろう。
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尾灯
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後部下面
やはりキール部分は平らだ。
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左舷ハッチ
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左舷フック
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後部ステップ。
チャインとは水面から艇体が剥がれやすくし、離水性能向上する段差構造のこと。
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主翼フィレットと融合した左舷銃座ブリスター
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左翼フラップとエルロン。
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前部チャイン。チャインは前後２つある。
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揚陸車輪アップ。なんでこんなに複雑なの？
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エンジンナセル下の主翼前縁部が、エンジン点検時タラップのように繰り出し足場になる。
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左翼補助フロート
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補助フロート側面形
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左右の段差のような部分が船首が蹴立てる波を押さえる。
通称「かつおぶし」
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夕日が「かつおぶし」の形を浮き出させている。
船首が蹴立てた水が当たるとプロペラは曲がってしまう。
だから何気ないが重要な構造。
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機首銃座。ここも眺めは絶景だろう。戦争でなければ。
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真正面から。ちょっとエラそうな顔だ。
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船の科学館は屋上に出られる。屋上からの全景。
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正面上から。独特な機首形状に注目。
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背筋のラインが上部銃座あたりで反っているのに注目。
たいがいの図面は真すっぐに引いてある。いい加減だ。
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２００４年２月２４日の昼休み。鹿屋搬送に向けて分解中だった。
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主翼断面。滅多に見られません。
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船の科学館は港に隣接しているので積み出しは船だそうです。
しかし陸揚港から鹿屋まで、この胴体は陸送される。壮観でしょうね。
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やっぱりＵＳ−１Ａと似た感じがする。
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取り外され養生されたエンジンカウル。防鳥ネットの痕がついている。
プロペラの捻り具合に注目。
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降ろされたばかりの主翼中央部
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中央部アップ
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上の写真と比べると、えらく色合いが違う。いい加減なデジカメだ。
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横たわる垂直尾翼。操舵索が付くプーリーが見える。
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反対から見た垂直尾翼と補助フロート。
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主翼断面。ナセルのラインがよくわかる。
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寄り添うエンジン達。
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補助フロートだけで乗用車くらいの大きさがある。後ろの車に注目。
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主翼外翼部。フラップとエルロンの取り付け部がよくわかる。
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フロートが取り外された揚陸車輪。
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