Flug Show（航空ショウ）

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フリードリヒシュトラーセ駅からＳ１線で１時間、ベルチヒに到着。

ベルチヒ駅。閑静な住宅街の南端にあります。電車が出たあと教会の鐘の音が遠くからカラカラと響いていました。

駅前に貼ってあったポスター。この頃頭上ではグライダーを曳航するヴィルガの爆音が遠く聞こえていました。

しかしリュッセまでのバスは２時間後焦ります。
ここで駅の待合室に電話番号の載った小さな張り紙を発見。
携帯で呼ぶこと１５分。ベルチヒ唯一のタクシーが無事に来て、いざリュッセへ！

タクシーを降りるとAn-2がお出迎え。DC-3並の胴体にショートスパンの複葉機。軍馬の逞しさ。

タンテも遊覧飛行に来ていました。

タンテの離陸シーンを動画でどうぞ。

曳航機 PZL-104 Wilga 「Wilga」とは英語で「Golden Oriole」です。１０機位いました。
和名は「コウライウグイス」だそうです。

Ｗｉｌｇａの働きっぷりを動画でどうぞ

Wilgaの曳航索取り付け部です。

グライダーと対面。長い長いシャープな主翼。
【大石氏談】滑空場ショーの映像にある「Duo」と尾翼に記してあるグライダーこそが、
Bf108からの技術的にもスピリッツ的にもつながりが深いと私は信じますです、
というのは両者ともバイエルンやら南部の州（往時の国家）出のものであり（元祖はヴォルフ・ヒルト氏）。
このDuoという機体はわりと新型の複座機で、当方日本での導入にも一部係わった関係上、
構造、取り扱い＋フライト良く知ってます。
主翼幅は20メーターなんですが操縦性がこれまた素晴らしく・・・。

【大石氏談】あとグライダーのバックにある、大会スポンサーの「Jeppesen」とロゴの入っているのが
本機専用トレーラーで、こちらもメカ的に非常なる凝りよう。格納が簡単に出来るようになってます。
本機は乗る2人でトレーラーから引っ張り出して組み立て完成まで20分くらいでしょうか。

曳航機 Robin DR400/180R Remorqueur
【大石氏談】あとの飛行機は東から西からのもの、ロバンDR400はおフランス製で
高速＋操縦運動性能は宜しいのですが（エルロンがクイック）、
作り具合のセンスがよー理解できん全木製機。フランス製はほかにモラーヌ金属製も独特の味付けがあって、
それら趣味が合う合わないは各人各様かと。
ロバンの尾部曳航索はウインチ巻き取り式（降下中の巻き取りはよく忘れる）。
この点ウイルガのほうは単に尾部からロープを引きずる式で非常に気を使う。

次々と曳航離陸してゆきます。

離陸後Ｕターンして上空へ戻ってきました。

曳航機をリリースすると急降下します。

こちらは格納庫の中、カブがいました。

モーターグライダーもいました。
【大石氏談】「モーターグライダー」とあるのはK14という機種で、
ワッサークッペ所在（正しくはポッペンハウゼン）のメーカーの産、
日本に無いので見たことないですが、主尾翼木製胴体鋼管羽布張りエンジンはたしかワーゲン平四系。

というか、同じドイツ製といっても出来の感じはメーカーごとに相当異なる。
前記2機種（DuoとK14）はメカ的にとても良く出来ている「ドイツ製」でありますが、
　　　　　他のメーカーではそのような匂いの全く無い「ダサそう」なのもあって一筋縄では行かない。