写真の機体はFw190の夜戦型だ。胴体と主翼に列を成して取り付けられたレーダーアンテナの素子が写っている。
普通レーダーアンテナといへば機首に設置する。
現代の戦闘機でも機首はレーダーの指定席である。
しかしFw190は機首にプロペラがある。アンテナのためのスペースは無い。
そこで発想を転換し機体全体をアンテナ取付台にしたのだ。
なかなか興味深い。
その発想転換の本質および各アンテナの役割と方向探知能力を推理した。